サン・マイクロシステムズ(サン、末次朝彦社長)は、オープンソースソフトウェア(OSS)のデータベース(DB)「MySQL Enterprise」と関連製品群の情報提供およびサポート対応を日本語化した。ユーザー企業と販売パートナーに対し、日本語環境を整備して「サンブランドのオープンソースDB」として本格的に売り出す。

 「MySQL Enterprise」は、サンの米本社が2008年2月に買収したMySQL ABの商品で、買収後はサンのソフトウェア部門内のビジネスユニットとして再スタートを切っていた。日本法人は未統合で、現在はMySQL ABの日本法人が従来通り販売窓口となっているが、5月上旬にはサンのパートナーも販売開始の予定。年内には日本法人同士を統合する手はずとなっている。

 今回日本語化したのは、「MySQL Enterprise」と「同 Cluster」のサポート問い合わせと「ナレッジデータベース」とよばれる約1000件の製品関連技術情報。それに加えて、「MySQL Enterprise」の監視ツールは製品自体を日本語化した。代理販売などを手がける国内のパートナーとしては、NECシステムテクノロジーや住商情報システム、野村総合研究所(NRI)など約20社がある。

 「MySQL」の無償版、「同 Community Server」は、1日平均グローバルで5万件ダウンロードがある人気オープンソースDB。末次社長は、「『MySQL』製品群は低コストと、高い成長性と信頼性でユーザーのDBシステムを変えられる」と優位性を主張。サンのオープン戦略を担う商品としてアピールする。一方で、「『MySQL』と統合したからといって、オラクルなど他社DBの『Solaris』への最適化などは継続する」とマルチプラットフォーム戦略は変えない方針も強調した。