ソフトクリエイト(林宗治社長兼COO)は、什器やIT機器など企業内に点在する固定資産を管理するパッケージソフト「Assetment」を開発、発売した。内部統制の仕組み構築の義務化と「リース会計基準」の改正などで、正確な資産管理が企業に求められていることから需要があると判断し、商品化に至った。上場企業やその子会社、複数の店舗を経営する小売業者をメインターゲットに拡販し、発売後1年間で50社のユーザー獲得、1億円の売り上げを目指す。

 「Assetment」は、企業内にあるPCやプロジェクターなどのIT機器や什器など、購入・リースした物品が「どこに・誰に」配置しているかを把握できる。管理画面では、オフィスのレイアウト状態を表示。何の資産がどこに配置してあるかをオフィスのレイアウト状況と同期してひと目で分かる画面設計にした。物品管理は大手企業でも「Excel」などのアプリケーションで手入力して管理するケースが多く、専用ソフトはないだろうという。

 ユーザー企業では、「Assetment」でバーコードを生成して印刷。物品に貼り付け、購入や棚卸、修理、設置・貸与状況の変更が発生した際に、バーコードリーダーで読み取り、変更情報を入力して管理する仕組み。バーコードを印刷するプリンタとラベル、読み取り機は汎用製品を利用できる。

 同ソフトの開発・販売を統括する岡本康広・ビジネスアプリケーション事業部営業グループグループ長は、「購入から破棄までをオフィスレイアウト画面で正確に管理できるのは当社商品しかない。競合製品は、プリンタや読み取り機が高額な専用モデルしか対応しておらず、既存資産を生かせないので、その点でも当社のメリットは大きい」と優位性を主張する。

 価格は150万円からで4月中旬に発売した。販売方法は、直販と販売代理店を経由した間接販売も手がけたい考え。また、IT資産管理や財務・会計ソフトメーカーとの協業も検討中だ。他ジャンルのパッケージと連携させ、「協業ソフトメーカーの代理店がオプションとして販売する販売網も築きたい」(岡本グループ長)方針を示している。すでにオービックビジネスコンサルタント(OBC)の固定資産管理システム「償却奉行21Ver.Ⅳ」と連携動作が可能になっている。

 ソフトクリエイトはSIサービス事業をメインに手がけ、最近では自社プロダクトの開発・販売に力を注いでいる。EC構築パッケージソフトと帳票ソフト、検疫ネットワーク構築機器で実績が出ており、今回の「Assetment」を第4の柱に育てたい考え。