富士通(黒川博昭社長)は、PCなどに利用する2.5型のハードディスクドライブ(HDD)の新製品として、格納したデータを自動的に暗号化する機能を搭載した「MHZ2 CJ」シリーズを開発、5月下旬に発売する。

 データの暗号化には、米商務省標準技術局(NIST)が選んだ米政府の標準暗号化方式「AES 256ビット」を採用している。同社によれば、同方式に初めて対応したHDD製品という。

 「AES暗号回路」を使い、HDD内に格納したデータを自動的に暗号化する。データの暗号化はソフトウェアやBIOSパスワードを用いるケースが一般的だが、新製品ではその必要がない。手間が軽減されるほか、HDDが直接暗号処理を施すため、CPUに負担をかけずPCの処理能力を下げることもないという。

 また、HDD内の全データを1秒以下で無効化する「データ瞬間無効化」機能を搭載。PC廃却時のデータ消去作業の手間を軽減できるようにした。

 HDDの回転速度は、「業界最高速」(富士通)の毎分7200回転で、「シリアルATA 3.0Gbit/sインタフェース」に対応する。価格は個別見積もりによる。