ニイウスコー(大野健代表取締役会長兼社長)とニイウスは4月30日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し同日受理されたと発表、事実上倒産した。負債総額は1140億円。

 同社は07年6月期、医療事業からの全面撤退と金融サービス事業の立ち上がりの遅れに伴う損失が約293億円にのぼったことから、約40億円の債務超過に陥った。その後07年11月、ロングリーチグループとフェニックス・キャピタルから計200億円の増資を受けるなどして再建に取り組んでいた。

 しかし、増資後に過去5期にわたって不適切な取引が発覚。調査の結果、財務諸表を訂正したところ、08年6月期の中間決算で278億円の債務超過に陥った。一旦は「私的整理に関するガイドライン」に基づく再建を目指したものの、一部の金融機関からの賛同が得られなかったため、民事再生手続の開始を申し立てた。4月30日現在の負債の総額はニイウス コーが408億円、ニイウスが732億円の計1140億円。

 同社の民事再生法適用申請を受け東証では同日、ニイウスコー株式を6月1日付けで上場廃止すると発表した。5月1日-31日まで整理銘柄とした後に上場を廃止する。