名古屋市にある帳票関連ソリューションを提供するエイチ・オー・エス(HOS、服部達郎社長)は大阪府吹田市のソフトウェア会社、メガソフト(井町良明社長)と提携して、HOSの帳票作成ツールにFAX送信オプションを追加した。両社は帳票を電子化する一環でFAXシステムを自動化するニーズが増えていることに対応。また、中小企業を中心に「FAXで帳票を送信したい」という要望が依然多いことから、HOSの同ツールとFAXサーバーを一元化して送信時のセキュリティなどを簡単に確保できるようにした。店頭やSIerなどを通じて販売を本格化する。

 今回の提携では、HOSの帳票生成ツール「シーオーリポーツ帳票クリエータ」にメガソフトのFAXサーバー構築ソフト「STARFAX Engine」をFAX送信オプションとして採用。「FAX送信機能を追加する場合、財務会計などを含めたシステムを一緒に開発する必要がある。しかし、両社製品を組み合わせることで、安価で容易に機能強化できる」(服部社長)と、中小企業などIT投資を抑えたい企業に売り込む。

 「シーオーリポーツ帳票クリエータ」は、CSVやXMLなどのデータから簡単に帳票を作成できる。罫線や決められた位置への印字などを画面で簡単に定義でき、操作性が容易なGUIで効率よく帳票を設計できるのが売り。メガソフトの「STARFAX Engine」は、特定のハードウェアに依存せず汎用のFAXモードを使用するため、メンテナンスフリーで、多回線化や回線数増減の柔軟性などに優れている。

 最近では、業務用の帳票類を電子化する一環として、FAXシステムを自動化するニーズが増えている。HOSはまず、メガソフト製品が流通している家電量販店の店頭で、同オプションを一緒に販売するため大手流通卸を通じた販売展開を強化して認知を高める。次の段階で「SIerなど販売チャネルが扱うケースに力を入れる」(服部社長)と、関連の販売会社、電脳販売を通じてシステム構築するSIerなどに提供する商流を構築する。