NTTコム チェオ(細谷僚一社長)は5月30日、自治体や教育委員会、塾、学校などを対象としたASP型児童見守りシステム「キッズパス」のサービスを6月1日に始めると発表した。

 児童の校舎・校門などの出入口付近や、任意の場所に設置している専用読み取り機器(リーダー)にパッシブタグ(ICカード)をかざすと、子どもの登下校状況を保護者の携帯電話のメールに通知するサービス。不審者情報や緊急連絡などを保護者に一斉連絡する機能も備える。

 システムは、NTTコミュニケーションズのデータセンターを活用し、ユーザーにはASPサービスとして提供する。第1号ユーザーとして、東京都小平市内の公立小学校全19校、3000人の児童が6月から利用することが決まっている。利用にあたっては、小平地域見守りネットワーク協議会が主な運営を手がける。

 小平地域見守りネットワーク協議会は、総務省の06年度補正予算の「地域児童見守りシステムモデル事業」で、07年11月から3月まで小平市内全学校の一部学年でパッシブタグを使った児童見守りシステムのモデル事業を実施していた。

 同事業で保護者などの評価が高かったことから、今回、保護者の受益者負担で正式サービス提供を開始することにした。公立小学校で、ICカードを用いた児童見守りシステムを受益者負担として実施する学校数および児童数は今回が最大規模という。