サンディスクは、セキュリティが重視される業種向けに、消去や改ざんが不可能な追記型デジタルメモリーカードのSD WORMカード「Write Once Read Many」(128MB)を発表した。価格はオープンで、8月中に法人向けに代理店経由で販売を開始する。

 SD WORMカードは、書き込まれたデータが瞬時にロックされ、削除や改ざんが不可能になるメモリカード。主な用途として、警察が裁判所に提出する証言や告白の録音および証拠写真、証人喚問や法廷記録、電子投票記録、税金の徴収を記録するレジ、ブラックボックスなどの録音機器、医療機器類などを想定する。スタンダードタイプのSDスロットを持つPCまたはSD対応の機器であれば、情報の閲覧や共有は可能。カードの寿命は、静電気や湿気から守られた適切な室温の環境で100年間。

 サンディスクでは、カメラやデジタルボイスレコーダー、医療機器、電子レジなどのデジタルデバイスメーカーと提携し、SD WORMの使用を可能にするファームウェアの補充を行う予定。SD WORMカードを転売する第三者機関は、さらにカードのセキュリティ強化を図るため、カードのパスワード保護や暗号化の開発を行うことが可能。

 今後、業界団体「SDアソシエーション」に対し、SD WORMを標準規格として採用するよう働きかけるほか、08年後半には、さらに大容量のSD WORMカードを発売する予定。また、デジタルデータやアプリケーションをデジタルメディアに確実に保管するためのセキュリティ強化規格「Trusted Flash」の開発も進める。