サービスプロバイダ(SP)のイー・アクセス(深田浩仁社長)は、アッカネットワークス(須山勇社長)を傘下に収めたと発表した。DSL設備の統合でヤフーBBに対抗する方針だ。

 現在、国内DSL市場はヤフーBBがシェア33%で圧倒的な存在感を持つ。一方、イー・アクセスは14.6%で4位、アッカが7.5%で5位。今回の子会社化で、DSL設備をアッカに譲渡する。事業統合で両社合算のシェアが22%と2位まで浮上。ADSLは光ファイバーの台頭で加入者減が目立つが、イー・アクセスの深田社長は、「事業統合でスケールメリットを出す」としている。

 今回の子会社化により、イー・アクセスはアッカの取得株式を15.04%から45.32%まで引き上げた。アッカの須山社長は、「財務基盤の強化につながる」と語っている。サービスプロバイダを取り巻く環境は、料金の低価格化が進み回線サービスだけでは採算が合わない。イー・アクセスによるアッカの子会社化は、業績不振のプロバイダが1社単独では生き残れないことを物語っている。