EAI(企業内データ連携)ベンダーのテラスカイ(佐藤秀哉社長)は、クライアント/サーバー型(C/S)の企業システムとSaaS(Software as a Service)アプリケーションを短期間・低コストに連携する自社開発サービス「SkyOnDemand(スカイオンデマンド)」の提供を10月1日から開始する。EAI導入で実績のあるNTTソフトウェア(伊土誠一社長)と販売代理店契約を結び、同社を通じて従業員100-1000人規模の中堅・中小企業に販売する。同サービスを含めたシステム構築全体の売上高は、両社で初年度2億円、2011年度(12年4月期)に100億円を目指す。
今回のサービス提供は、NTTソフトを販売総代理店として販売展開。NTTソフトは同サービスを活用したSI(システムインテグレーション)ビジネスを開拓する。「同サービスは、直販とNTTソフトから間接販売する。将来的には、NTTソフトの通信技術などを活用し、データセンター(DC)向けに同サービスを展開したり、自社でDCを借りて運用することも検討する」(佐藤社長)と、PaaS(Platform as a Service)への展開も将来的に検討する予定だ。