ネットワーク関連機器メーカーのネットギア(ディビッド・デン社長)が国内SMB(中堅・中小企業)市場でユーザー開拓の本格化を図る。1次代理店を増やしたほか、製品カテゴリの増加でビジネス領域を拡大。SMBユーザーを増やすことで、今年度(08年12月期)の売上高として、前年度比30%増を狙う。

 同社がSMB市場で本格的なビジネスを展開できるようになったのは、大手ディストリビュータを1次代理店として確保したため。昨年からソフトバンクBBと販売契約を結んでいたことに加え、今年6月にはダイワボウ情報システムとも契約を交わした。デン社長は、「販売パートナーの増加により、一気にユーザー企業を開拓できる」と自信をみせている。

 また、製品供給という点では、ある地域のケーブルテレビ会社が同社ブランドを採用、加入者に対してモデムを提供している。

 国内SMB対象のネットワーク関連機器市場では、台湾や中国などの新興メーカーの進出や、バッファローやアイ・オー・データ機器といったコンシューマユーザーに知名度の高いメーカーによって無線LANの提供などが行われ、競争が激化している。また、アライドテレシスやシスコシステムズなど、長らくSMB市場で大きなシェアを獲得しているメーカーも存在する。こういった状況のなか、ネットギアの米国本社は昨秋から日本でのビジネス拡大を掲げ、主力マーケットであるSMB分野でのシェア拡大を図ったのだ。

 製品面では、スイッチや無線LANのほかストレージ機器のラインアップも強化。10月中旬には、データ容量が6テラの製品も発売する予定だ。大容量でありながら26万円程度と低価格に設定することで、「ネットワーク機器とストレージ機器を組み合わせたソリューション提供を加速させる」としている。

 また、米国本社がセキュリティメーカーのCP Secure社をこのほど買収したことから、セキュリティ機能を搭載したネットワーク機器の発売などビジネス領域を拡大する。日本市場では、「来年早々に製品として具体化する」という。

 コンシューマ市場に関しては、シェア5%を目標に事業を進めており、「近い将来に達成できる」としている。