ITエンジニア向け教育ソフトウェア開発のシステム・テクノロジー・アイ(システク社)を中心とするIT教育会社ら20社・団体はこのほど、2004年に同社が提唱し共同開発した研修情報に関する標準フォーマット「Learning─XML」の普及を本格化させる。研修の申し込みや受講確認などの手続きを利用社側で一元管理できる「研修のEDI化」を目指すため同フォーマットを共同で改善。近く「Learning─XML V2」をリリースしてIT業界などへの浸透を図る。

 「Learning─XML」は04年にシステク社が提唱しインフォテリアやウチダ人材開発センタ、富士通ラーニングメディア、CSKの5社で策定した。その後、エヌ・アール・アイ・ラーニングネットワークなど4社が新たに加盟。XMLをベースに開発した同フォーマットを使うことで「コース内容」「申し込み」「受講」「キャンセル」「日程変更」など、研修コース情報に関する標準フォーマットとしてIT教育会社や販売代理店などの関連企業に配布し、Webサイトなどにタイムリーに掲載できるようになった。

 従来、社内教育を実施する企業は、社内に導入したサーバーベースのLMS(学習管理システム)を利用しIT教育会社が提供する「eラーニング」や研修・セミナーなどの情報を一元化していた。しかし、システム担当者などが異なるデータ形式で情報を集約するメンテナンスの手間が発生していた。これについてシステク社の松岡秀紀社長は「研修に関する情報を標準的な書式に統一して、企業ごとのこうした学習管理を効率化する必要がある」と、商取引に利用されているEDIのように研修情報を一元化すべきと指摘する。

 賛同ベンダーは、システク社らが作成した「Learning─XML V2」仕様のドラフト版を基に、年内に内容を固める。同V2では「研修コース情報の個別情報の新規定義」「研修コース情報の項目追加」などを拡張する。幹事会社のシステク社は同V2に関するWebサイトを開設。各方面に情報を発信し、普及を目指す方針だ。


【参加企業一覧】 IPイノベーションズ/AES/SRA OSS,inc.日本支社/NRIラーニングネットワーク/NECラーニング/NTTアドバンステクノロジ/NTTデータユニバーシティ/NTTラーニングシステムズ/グローバルナレッジネットワーク/サイオステクノロジー/システム・テクノロジー・アイ/シーティーシー・テクノロジー/東芝OAコンサルタント/日経BPマーケティング/日本ヒューレット・パッカード/日立インフォメーションアカデミー/日立システムアンドサービス/日立電子サービス/富士通ラーニングメディア/名古屋ソフトウェアセンター