組み込みソフト開発などのSkyは、自社開発のIT資産管理・セキュリティ対策などの運用管理ソフト「SKYSEA Client View」の販売施策で、初のパートナー向け自社イベントを開催、販社向け新支援施策などを披露した。パートナー向けWebサイトの開設や同ソフトのオプション機能を特別条件で提供する年度末キャンペーンなど、多様な販売支援策を用意。パートナーが売りやすくなる複数プランを一気に推進する。

 東京都内のホテルで12月上旬に開催したイベントには、「SKYSEA Client View」を販売するITベンダー約100人が集まった。そこで披露した販売支援プランは主に三つ。(1)パートナー専門Webサイトの開設(2)他の同様のソフトからの乗り換え優待価格の設定(3)新規購入ユーザー企業に対するオプション機能の年度末期間限定キャンペーンがそれだ。

 パートナー向けWebサイトは今回初めて開設した。販社がユーザー企業への営業活動に使う際の商品・提案資料を入手できるようにしたほか、トレーニングセミナーおよび新商品情報を掲載する。乗り換え優待では「SKYSEA Client View」と同等機能を提供する競合ソフトからユーザー企業が乗り換える際は、通常価格から20%値引いて販売する。期間限定施策として、2009年3月末日までに新規購入したユーザー企業には、PCの操作画面を録画できるオプションツール「画面操作録画」を無償提供する。

 イベントでは販売支援施策のほか、来年発売予定のメジャーバージョンアップ版「Ver.4.0」で追加する新機能の一部を披露した。新版では、シンクライアント、64ビットOSおよび仮想環境にもソフトを対応させる。また、年度末出荷予定のマイナーバージョンアップ「Ver.3.4」では遊休IT資産を見つけ出しコスト削減を図る新機能や、社内PCを管理者が一斉に省電力設定に切り替え、消費電力量などを容易にレポート形式で出力できる環境対策機能を盛り込む構想を明らかにした。

 また、基調講演にはマーケティング戦略立案支援サービスなどを手がけるインフォフラッグの神戸仁代表取締役が登場。IT資産管理やセキュリティツールの市場動向分析を説明した。「独自調査した結果で、セキュリティツールのなかで今もっとも伸びているのはSkyという結果が出ている。今後は不調なメーカーが顕在化し、メーカーの淘汰が進むだろう」と予測した。

 「SKYSEA Client View」は2年前の06年12月に初期版を発売し、3か月に一度バージョンアップ、現在は「Ver.3.3」が最新版。600社・団体に採用された実績がある。直感的な操作と分かりやすい画面が特徴で、他社製品からの乗り換えユーザー獲得に成功している。ユーザー企業・団体を業種でみると全業種に偏りなく導入されているほか、官公庁や地方自治体、教育機関にも強い。

 Skyは組み込みソフト開発が全売上高の約80%を占めるソフト開発会社。パッケージソフト開発事業は全体の約20%で、「SKYSEA Client View」ほか学校向け教育支援ソフトなどがある。