日商エレクトロニクス(辻孝夫社長CEO)がこのほど開設した技術センター「ネットフロンティアセンター」。同センターは、4種類の仮想化環境を検証できるのが特徴だ。複数の仮想化ソフトが登場し、ユーザー企業にとっては自社のシステムに最適な環境を構築することが理想。こうしたニーズに応えるサービスを提供している。

 同センターでは、売りの一つとして4大仮想化ベンダーの比較検証を行っている。現段階で検証可能な環境は、「VMware ESX Server 3.5」「Citrix Xen Server5.0」「Virtual Iron4.4」「Windows 2008 Server Hyper-V」の4製品だ。他社も仮想化製品の互換性検証などを実施しているが、「4メーカーの製品を検証できるのは業界で初めて」(藤井香織・エンタープライズ事業本部テクノロジーソリューション統括部事業企画グループ担当)とアピールする。検証期間は1週間。ユーザー企業は、各環境下で対象アプリケーションの動作確認、パフォーマンスの検証を自由に行えるという。12月中旬の時点で実際に検証を行った企業数として2社を挙げている。

 同社にとっては、こうしたサービスの提供で仮想化関連事業を拡大するのが最大の狙いで、「ユーザー企業が本当に必要な製品は何かを理解することが重要」という。仮想化ソフトという同じカテゴリでも各製品によって機能は異なる。しかも、ユーザー企業が活用しているアプリケーションによってもパフォーマンスは変わってくる。ユーザー企業が、自社システムに最適な環境を認識すれば導入にもつながりやすいというわけだ。また、「メーカーとのパートナーシップを深めることにもつながる」としている。多くの検証モデルを揃えることで、仮想化関連ビジネスで他社を先行する方針だ。