SaaS型サービス提供などのビープラッツ(藤田健治社長)は、ソフトのライセンス契約期間を管理するためのSaaS型サービス「SaaSplats V2.0」を発売した。ユーザー企業にソフトのライセンスを販売するSIerやソフトメーカー向けサービスで、同サービスの利用企業は複数ユーザーに販売するソフトのライセンス数や更新時期を一元管理することができ、管理コストを軽減し、更新を促す営業を効率化することが可能になる。

 ソフトのライセンスや期間利用型サービスとしてその機能を提供するSaaSでは、ライセンスやサービスの更新時期や販売数を管理する際、多くの手間がかかる。メーカーからユーザー企業へライセンスやサービスが届くまでには、複数のITベンダーを通じて販売されるのが一般的だ。「その多重構造のなかで、ライセンスやサービス内容を一元管理するのは相当の負担になる」(藤田社長)という点に着眼した。

 藤田社長によれば、多くのITベンダーは契約書などをFAXなどの紙文書でやり取りし、その後「Excel」などの表計算ソフトに手入力しており、入力作業が煩雑で更新時期なども把握しにくい課題があるという。また、「SaaS型サービスになってもこのソフト流通の仕組みがすぐに崩れることはない」(宮崎琢磨・取締役戦略・技術担当)としており、「SaaS型サービスになればますます管理が複雑になる」(藤田社長)と、需要が今後拡大するとみて商品化した。

 「SaaSplats V2.0」では、見積り・契約締結から請求課金、契約変更、契約更新の案内、期間満了、再契約更新といった契約に関連する一連のサイクルを一元管理できる。ライセンスでも販売するが、月額5万円と月額20万円からの2種類のサービスメニューも用意しており、ITベンダーが導入しやすいようにした。開発では、まず大手ソフト卸販売会社で試験的に導入し品質向上を図っている。

 ビープラッツは2006年設立のITベンチャー。三井物産でセキュリティソフトの販売に携わり、ソフト販売会社であるライセンスオンラインを立ち上げた藤田社長と篠崎明取締役副社長COO、ソニーで「VAIO」のマーケティングを担当していた宮崎取締役の3人が中心になって設立した。