SAPジャパン(ギャレット・イルグ社長兼CEO)は、同社ERP(統合基幹業務システム)製品などを利用し企業のシステム開発を行うSIerなどパートナー向けに「オンライン教育プログラム(eラーニング)」を開始する。同プログラムは3月までに日本法人独自で行う。これまでは、個人単位で育成してきたコンサルタントをITベンダー単位で目標値を定め養成。また、「顧客の要望を聞き、的確にデリバリできるチャネルを作る」(イルグ社長)と、育成者の養成度合いなどに応じ既存パートナーを収斂することを示唆している。

 同プログラムは独SAPが世界で提供する教育プログラムに加え、日本独自のコンテンツとeラーニング体制を用意する。日本企業に導入されている同社の大規模企業向けERPの旧「SAP/R3」が次世代に移行されず残っていることや、国内にはSAP製品の使い勝手を的確にユーザー企業へ提案できるコンサルタントが不足していると判断したうえでの措置だ。

 SAPジャパンのパートナーはテクノロジーやサービス、ソフトベンダーなどの区分で約250社。パートナー内からも「数が多すぎて、同じ製品でコンペ(競合)することがある」との声もあり「カスタマー(顧客)の満足度を上げることを、一緒に行えるパートナー体制にする」(同)と、提案力のあるSIerを育てて製品販売の成長を目指す。(谷畑良胤)