F5ネットワークスジャパン(F5、長崎忠雄社長)は、導入事例として、日立情報システムズ(日立情報、原巖社長)がF5のファイルストレージ仮想化製品「ARX」を導入し、ファイルストレージにかかるトータルコストを削減したと発表した。

 日立情報のデーターセンターでは従来、利用顧客の増加に対して新たに大容量ストレージを構築したり、ストレージデバイスをその都度追加して対応していた。ただ、新たな機器導入にかかる多額のコストと、ストレージ再構築のために一時的にサービスを中止しなければならないという課題を抱えていた。また、機器によっては同一メーカーのハードディスクドライブを使用する必要があり、機種選定の自由度も制限されていた。

 今回、日立情報では、こうした課題を解決するため、異機種のファイルストレージを仮想化することでストレージ環境の効率的な利用を実現する「ARX」の導入を決断。ストレージのクライアントとなるサーバーが「ARX」にアクセスすると同時に、自動的にデータをバックアップするようにし、余計な設定変更も不要にした。

 また、システム拡張にともなう顧客とのダウンタイム調整も減少し、導入までの時間短縮と削減効果がさらに向上。これにより、同一容量のディスク増設にかかるコストを約840万円から250万円に抑え、75%のコスト削減を実現した。