システム・テクノロジー・アイなど国内の研修関連会社は、研修コース情報やコンテンツ管理などを共通化する業界共通フォーマット「Learning-XML V2」を共同で策定した。まずは同V2の国内普及活動を積極展開するほか、継続的に仕様を改定し利用者側のコンテンツやeラーニングに関する評価を集約した「CGM」のような利用環境やポータルをつくる計画だ。利用者は“人気コンテンツ”を選択して受講できるため、コンテンツ作成やLMS(教育管理システム)側の制作能力向上に役立つ。結果的に幅広い層へ研修サービスを普及できるようになり、業界全体の底上げにつながる。

 同V2は、2004年に策定したV1の後継バージョンで研修コース情報に関する共通フォーマット。「Learning-XML」を利用することで、複数の教育会社や販売代理店などの研修サービス提供会社と、研修を受講する企業間で「研修コース」や「申し込み」に関する情報交換が容易になる。

 同V2は研修コース情報の追加やコースに関する個別情報の新規定義を行うことで、研修利用企業ごとに多様な設定が可能になった。LMSや研修サービス提供会社のコンテンツを販売するSIerなども、企業ごとに複数の研修サービス会社のコンテンツを組み合わせ提供でき、SI(システム構築)の機会が生まれる。

 ただ、このコンソーシアムにはマイクロソフトやオラクル、サンマイクロシステムズなど大手外資系が展開する研修サービスが含まれていない。この先、外資系ベンダーを含めて検討する必要があり、次の展開を模索しなければならなくなりそうだ。(谷畑良胤)