ノベル(マーテン・コスター社長)は、データセンター向け運用/仮想化製品群である「PlateSpin Workload Management」の提供を開始する。

 「PlateSpin」は2008年に米ノベルが買収したカナダのPlateSpin社の製品。09年度には、新しい販社を拡充するほか、新分野での顧客開拓、またヴイエムウェア、シトリックス、マイクロソフトなどとの連携強化を進めていく。さらに、ソリューション・パートナーやハードウェアベンダーへのOEMなど、テクノロジー・パートナーも開拓していきたい考えを示している。同社は、09年度、日本市場で前年比2倍の売り上げを見込んでいるという。

 今回投入する「PlateSpin Workload Management」は異なる機種が混在しているデータセンターの環境において、物理サーバーや仮想ホスト上の、OSやアプリケーション、データを一まとまりとして仮想化環境に移行し、管理できる製品群。

 現在のデータセンターは安易に仮想化環境が構築できないことや、仮想化環境の増大、消費電力などが課題となっている。「PlateSpin」では、現状把握からプランニング、マイグレーションまでの移行フェーズと、運用管理、自動化までの運用フェーズなど仮想化環境構築で必要とされる製品群を統合的に提供する。

 具体的には「PlateSpin Recon」で、稼働環境データ収集・分析、システムサイジング、使用料課金情報の計算を行うほか、「同Migrate」ではサーバー上のワークロード(データ、アプリケーション、オペレーティングシステムを一体化したもの)を自動的に移行する。また「同Protect」ではサーバーの統合的なバックアップを行う。「同Forge」は最大25のワークロードをバックアップするハードウェアアプライアンスとして提供する。また「同Orchestrate」は仮想化環境のライフサイクル全般を管理する。(鍋島蓉子)