レノボ・ジャパンのロードリック・ラピン社長は、一部の報道関係者向けに2009年の事業戦略を説明した。そのなかでコンシューマとSMB(中堅・中小企業)向け製品を拡充する計画を示した。

 今後増強するプロダクトは、日本市場未投入の世界共通仕様製品だけでなく、日本のニーズに適したオリジナルモデルも発売するという。とくに、企業向けでは、コンシューマ向けとして昨年末に発売したネットブックを企業向けにも販売する計画を明らかにした。

 一方、昨秋に5モデルを用意して初進出したx86系サーバー市場では、「日本のニーズに適したサービスやプロダクトは何かを今検討している最中」と、拡充する意向は示したものの具体的な内容についてはコメントを避けた。未発売のブレード型の発売計画についても言及しなかった。また、景気後退を受けてのPC市場動向について、「景気後退で、PC業界はかなりタフな状況。この1年以内に業界で合理化の動きがあるのではないか」と話している。

 ラピン社長は昨年10月1日にレノボ・ジャパンのトップに就任。レノボ入社前はデルに11年間在籍し、アジア・太平洋地域の営業責任者などを務めた。レノボ・ジャパン社長就任直後に経営戦略の骨子を発表。プロダクトの拡充、CS(顧客満足度)の向上、ブランド強化、人材の最適配置の4項目を掲げた。今回の製品拡充計画はこの戦略の一環として推進する。(木村剛士)