エムオーテックス(MOTEX、高木哲男社長)は、メールセキュリティソフトの新版「LanScope Guard3」を6月に発売する。メールの送信状況を一覧表示するレポート出力機能を強化したほか、動作するシステム環境として、サーバーOSで新たにWindows Server2008(32bit版)をサポート、また初めて仮想化システムにも対応した。発売後1年間で、過去の年間売上高の4倍となる4億3000万円を狙う。

 「LanScope Guard」は、従業員や職員のメール送信状況を把握・管理するツール。「誰が・いつ・誰に・どんな内容の」メールを送信しているかを管理することで、メールによる情報漏えいを抑制できるほか、業務効率化に役立てることができる。メールの内容を一つ一つ見なくても事前設定したポリシーに基づき、疑わしいメールがある場合はひと目で分かる機能も付加する。初版は1999年に発売し、これまで約16万クライアントを販売した実績がある。ユーザーは、同社の主力パッケージでネットワークセキュリティツール「LanScope Cat」を利用する企業で、中堅から大企業が多いという。

 6月に発売する新版では、送受信メールの内容を一覧表示し、レポートとして出力する機能を強化した。一覧表示機能では、時間帯別や部門ごと、送信先別などで分けることが可能だ。出力機能では、従来CSV形式のみの対応だったが、今回はExcel形式の画像としてレポートできるため、改ざんされていない正しいデータであることを証明できる。

 また、動作可能なシステム環境も拡充。マイクロソフトのWindows Server2008(32bit版)、ヴイエムウェア製仮想化ソフトを正式サポートした。来年には、Windows Server2008の64bit版や、仮想化ツールHyper-Vなどへの対応も予定する。価格は前版と同じで、初年度100ライセンスの場合で86万7840円(保守料金込み)。

 池田淳・Sales Promotion営業推進部課長は、「今回搭載した新レポート機能は、日本版SOX法の対応企業から要望が強かった」と説明。また、販売方法は、従来通りNECフィールディングや大塚商会などの1次代理店を通じて拡販。従来の中堅・大企業のユーザーだけでなく、中小企業のメール環境として一般的なホスティング環境をサポートしていることを広くPRして、小規模事業者へも販売していきたい考えだ。(木村剛士)