デル(ジム・メリット社長)は、サーバーとストレージ、ワークステーションおよび管理ソフトの新製品として合計14種類を一斉に発売した。サーバーとストレージがそれぞれ5モデル、ワークステーションが3モデル、管理ソフトが1タイトルで、エンタープライズ製品を一挙に投入。町田栄作・執行役員アドバンスド・システムズ・グループ本部長は「これだけリッチな発表内容は初めて。サーバー製品群のフルモデルチェンジといっても過言ではない」とし、今回の発売の重要性を強調した。

 一斉発売した新製品群のなかでもサーバー「Dell PowerEdge」シリーズは、デルにとって第11世代目となる。すべてインテルの最新プロセッサを搭載した2ソケットモデルで、ハーフハイトとフルハイト型の各ブレードモデルとタワー型1種類、ラック型2種類を用意した。仮想化環境に適した仕様と省電力化、容易なセットアップ・運用管理が特長だ。なかでも仮想化では、仮想化に重要なメモリを前世代モデルに比べ1.5~2.25倍搭載。1モデルを除き、オンボードでギガビットNICを4ポート備えた。省電力化では冷却ファンを前世代モデルよりも60%省電力化、電源モジュールもAC/AD変換効率90%とした。直販ほか、販社経由の間接販売も手がける。

 ジム・メリット社長は、「HPやIBMはユーザー企業を助けると言うが、独自仕様の世界での話。ユーザー企業を囲い込むことで、環境を複雑化している。デルはそうではなくオープン。ブラインドテストと呼ぶ試験では、15の異なったカテゴリでHPやIBM製品と当社製品をユーザーに比べてもらったが、13項目で高い評価を得ている」とアピール。ライバルメーカーを引き合いに出して優位性を強調した。(木村剛士)