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PFU 文書管理でコスト削減提案

2009/06/01 21:34

週刊BCN 2009年06月01日vol.1286掲載

 PFU(輪島藤夫社長)は、電子文書管理ソフト「楽2ライブラリ」で企業向けタイトルの新版を開発、新ラインアップを加えて5月下旬に発売した。発売後3年間で3000システムの販売を目指す。

 「楽2ライブラリ」は、PFUが自社開発したソフトで、個人向けと企業向けをラインアップしている。

 新版は約2年ぶりのバージョンアップで、企業での利用に適したタイトル。ラインアップは、利用者数5~50人規模の中小企業での利用を想定した「クライアントサーバ」と、50人超3000人以下の中堅・大企業向け「ドキュメントマネージャ」の2種類がある。

 両タイトルに共通する新版では、電子文書の登録と検索機能の使い勝手を向上させた。登録では、スキャナで文書を取り込むだけでなく、社内のMFP(デジタル複合機)からデータを登録可能にした。一方、検索機能では、電子文書を探す際、キーワードを入力すればその言葉に関連した文書を専用のバインダに集約し、さらにキーワードがある部分をひと目で閲覧できるようにした。「ドキュメントマネージャ」だけの主な新機能は情報漏えい対策防止で、電子文書の持ち出しや印刷を制御する機能を付加した。

 新版投入に合わせ、新たなラインアップを加えた。「クライアントサーバ」で、前版では10ライセンス以上からしか購入できなかったが、新版から5クライアント版を用意。中小・零細企業でも導入しやすくしている。(木村剛士)
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