データの復旧、消去サービスなどを手がけるアドバンスデザイン(本田正社長)は、今年に入り、HDDのデータ消去製品、データリカバリソリューション、HDDやUSBメモリのデュプリケータなどの製品群を拡充している。

 同社は今年、新しくデータデュプリケータ市場に参入した。デュプリケータは大量の複製メディアを作成できる製品。同社は、USBメモリ専用、HDD専用、またUSB、SDカード、CFなどさまざまな外部メディアに対応したデュプリケータを発売した。大手ディストリビュータ経由で提供し、製造業などからすでに引き合いがきているという。

 特にUSBについては、「プログラムから始まり、音楽メディアとしても採用の動きがある。CD/DVDドライブを持たないネットブックなどの普及が加速している。コンピュータに関して言えばUSB採用の動きは増えつつある」(本田社長)と期待を込める。

 データ消去については、壊れたHDDのデータを消去する磁気消去機「MagWipe」シリーズ、HDDの物理破壊機「HardDisk Destroyer」を提供開始した。また、データリカバリでは、このほどカナダのR-Tools Technology社のデータリカバリソフトウェアの代理店として、実績の高い「R-Studioバージョン4」を提供開始した。「従来は簡単なデータ復旧でも、高額な料金がかかっていた。ソフトを提供し、ユーザー自身がデータを復旧することで、コストを10分の1から20分の1に抑えることが可能になる」(本田社長)と話す。

 同社はこうした消去、復旧といったデータプロテクションの製品を中心に拡充してきたが、今後「利活用」に焦点を置いた製品展開も視野に入れている。本田社長は、「いまやデータの利活用は、企業にとって死活問題となるほどだ。データ利活用の技術を高めたい」としており、年内の製品提供を目指す。(鍋島蓉子)