コンタクトセンター向けプラットフォームを提供するコスモコム・ジャパン(發知哲男代表取締役)は、SIerの販売代理店を増やすことで新規顧客の開拓を図る。ワールドワイドで7~8%で推移する日本市場の売上比率を、今後3年以内に15%まで引き上げる。

 現在、同社は販売代理店としてテリロジーなど2社を確保している。また、NTTコミュニケーションズなどASP・SaaSサービスを提供するベンダーなどとも協業。これにより、日本市場での売上成長率は「1.5倍程度は増えている」(發知代表取締役)と自信をみせる。この成長率を一段と高めるため、新しい業界に照準を定め、販売網の拡大に踏み切る。

 新規開拓を図るのは、金融関連業界で、すでに損保会社などから複数の引き合いがあるという。損保会社では、顧客満足度の向上や契約に関するトラブルを防ぐため、コンタクトセンターの通話記録などを生かして契約者に適したサービスの提供に力を注いでいる。こうしたニーズに向け、金融関連の製品・サービスの提供を得意とするSIerを販社として囲い込むことで、システム案件を増やしていく方針だ。これにより、「今後1年間で、売上高比率をワールドワイドの10%まで増やす」としている。

 同社の製品「CosmoCall Universe」シリーズは、統合型のユニファイドIPコンタクトセンターシステムを構築できることが特徴。このほど発売したバージョン6では、「Outlook」との連携強化のほか、在宅勤務やサテライトオフィスを含めた統合業務の実現、電話やメールなどのコンタクト内容を記録するマルチレコーディング機能の搭載、スマートフォンなどモバイル対応などを行っている。(佐相彰彦)