インターネットイニシアティブ(IIJ、鈴木幸一社長)と同社グループのアイアイジェイテクノロジー(菊池武志社長)、ドリーム・アーツ(山本孝昭社長)の3社は、豊田自動織機(豊田鉄郎社長)に企業向けポータル基盤「INSUITE Enterprise」を導入した。

 「INSUITE Enterprise」は、ドリーム・アーツが開発した大企業・大組織向けの企業情報ポータル(EIP)型グループウェア。企業活動に必要な情報を共有してコミュニケーションを円滑にする「ビジネス・コックピット」をコンセプトに置く。

 プログラミングを必要とせずにポートレット化できる「ノンプラミングEIP」機能、ID・パスワードを集約しアクセスを効率化する「シングルサインオン」機能、グループウェア機能を搭載し、他システムとの連携も可能だ。

 豊田自動織機は、部品・材料・設備を調達する取引先と情報を共有するために「INSUITE Enterprise」をポータル基盤として採用。国内外の取引先2000社とのコミュニケーションを活性化させるほか、公開する情報を制御することで、仕入れ先ごとに異なった情報を提供する。

 豊田自動織機は、「e-shokki」というポータルサイトを開設していたが、社員向けと同一サーバーで稼働していたため、システムの運用が負担だった。システム自体も老朽化し、利用者増加によるレスポンス低下などの課題も抱えていた。

 「INSUITE Enterprise」の導入で、パフォーマンス向上させ運用保守業務も改善。「カスタマイズを最小限にとどめ、旧システムから短期間で移行でき、結果としてコストが抑えられた」(豊田自動織機の山田達也・情報技術研究所グローバルIT部部長)という。

 IIJグループは、「INSUITE Enterprise」の提案から構築・導入・運用を担当。09年1月から運用を開始している。運用保守体制を一本化し、パフォーマンス問題やシステム障害を未然に検知するために24時間365日監視している。