ブラザー販売(片山俊介社長)は、ビジネス向けプリンタの複合機「ジャスティオ」で、A4カラー・モノクロの合計6機種の新製品を10月から発売し、「コンパクト」「低導入コスト」「高性能」を武器にSOHOユーザーの拡大を図る。


 同時にダイワボウ情報システムや丸紅インフォテックをはじめとする大手ディストリビュータとの関係を強化。中堅・中小企業(SMB)市場も開拓する。SMBやSOHOユーザーは店頭での購入も多いことから、量販店での販売にも力を入れる。

 主力はA4カラープリンタと複合機。「コンパクト」の面ではカラープリンタ「HL-3040CN」は高さ25cm、複合機「HFC-9120CN」「DCP-9010CN」は41cmと、国内最薄モデルを投入する。印字にレーザーではなくLED(発光ダイオード)を採用し、小型化を実現した。

 「低導入コスト」の面では、「HL-3040CN」が実勢価格4万5000円のほか、「HFC-9120CN」は同9万円、「DCP-9010CN」で同8万円と、他社よりも低価格に設定した。「高性能」については、コンパクト3機種で毎分16枚と高速印刷機能、1回あたりの給紙枚数が250枚のカセットを導入。同クラスのプリンタでは他社よりも高い性能を実現した。

 モノクロ機では高さが39cm、毎分30枚の印刷が可能で実勢価格が5万円のモデルなど2機種を販売する。ブラザーでは新製品でカラープリンタ・複合機はインクジェットプリンタユーザーのリプレース、モノクロレーザーでは買い替え需要を狙う。

 同社ではA4カラープリンタ市場について「企業のコスト削減意識の高まりから、A3プリンタの台数を減らし、A4プリンタに置き替える動きが出てきており、大きなチャンス」(水野敬介・情報機器事業部マーケティング推進部商品企画Gチームリーダー)とみており、なかでも価格が5万円以下の機種の需要が高まると分析。新製品で同価格帯のプリンタ販売好調なキヤノンやコニカミノルタからシェアを奪いたい考えだ。(米山淳)