提案型ホスティングにシフト

 ホスティング事業を手がけるクララオンライン(家本賢太郎社長)は、共用サーバー事業を手がけるライド(中野浩也社長)と、共用型ホスティング事業を2009年12月1日に譲渡することで合意した。譲渡後はコンサルティングを含めた提案型のホスティング事業を強化し、大企業を中心に顧客を増やしていく。

 共用型ホスティング事業をライドに譲渡するのは、「営業力と技術力の両方をもつ技術者を揃えており、顧客と密に話を進めて要望に対応する『マネージドホスティング』を事業の柱に据える」(家本社長)ためだ。同社が獲得する案件の多くは、システムの管理に加えて監視を請け負い、トラブルが起きた際には迅速に解決するといったものが多い。「仮想化や複合型構成ができる技術力を武器に顧客を増やす」方針だ。

 一方、ライドは共用サーバーである「Speever(スピーバー)」を中心に3万を超える顧客と契約を結んでおり、クララオンラインの共用型ホスティングを譲り受けることで主力事業を強化する。

 両社は今回の合意に先立ち、ホスティング分野で業務提携を締結。今後は、ライドの親会社であるラディックスが持つ全国9都市の16拠点と、クララオンラインのアジアを中心とした5か国9拠点のデータセンターを連携させるなど、エリア規模を拡大してサービスの増強を図っていく。(佐相彰彦)