IT調査会社のIDC Japan(竹内正人代表取締役)は、国内企業のCIO(最高情報責任者)を対象とした「IT投資動向調査」結果を発表した。

 調査は2009年8月27日~9月2日に実施し、353社から回答を得た。09年度のIT投資予算の増減についての調査結果では、08年度に対し「増加する」との回答は、全体の16.1%となった。前回実施時(09年5月)に比べて、5.6ポイントの上昇である。一方、「減少する」との回答は全体の43.3%で前回調査時と数値は変わらず、「同じ」との回答は39.7%(09年5月時は43.8%)となった。業種別でみると、官公庁や地方自治体、建設・土木などは改善がみられ、金融や製造業などはIT予算の絞り込みが目立っているという。

 また、2010年度のIT投資計画に関しては、09年度に対して「増加する」との回答が19.0%、「減少する」との回答が36.3%、「同じ」が39.1%となった。

 IDC Japanでは、09年5月に実施した調査と比較すると、「改善の兆候はみられるが、『減少する』の回答比率は依然高く、(ユーザー企業は)IT投資に慎重な姿勢を示している」と分析。本格的な回復期に入ったとは見ていない。(木村剛士)