物流会社のソフトバンク・フレームワークス(中本浩社長)は、受取人の住所が分からなくてもメールアドレスだけで荷物を送ることができる配送サービス「メルアド便」を開始した。グループ全体がインターネットを利用したサービス事業を展開するなかで、倉庫を抱えて物流を手がける同社も既存のインフラを有効活用したネット事業に参入した。

モノの取扱量増やし収益伸ばす

 「メルアド便」は、SNSやブログなどネット内のコミュニティで知り合い、相互の住所、氏名、電話番号の個人情報を保護したまま荷物を佐川急便などのルートで宅配便を送ることができる。

 同社ではこの事業を「インターネットビジネス支援基盤サービス」と位置づけ、グループ内のオークション運営会社やコンテンツ提供会社などと連携したサービスにする計画。和田悟・新規事業推進室長は「まずは、グループ内のヤフーなどで実践し、徐々に他のWeb上にコミュニティサイトを展開する事業者やインターネットサービスプロバイダ(ISP)と提携し、サービスを拡大する」という。

 同社は現在、グループ会社やITメーカーの製品を倉庫に預かり、配送する業務を担っている。モノの取扱量が増えれば収益が増える。そこで、グループ内のインターネット事業のノウハウを生かし、新規事業を開始した。(谷畑良胤)