NTTデータ(岩本敏男社長)は、OSSを効率的に運用する管理ツール「Hinemos」に関連したイベント「Hinemos World 2014」を、2014年12月4・5日の2日間にわたって開催した。イベントでは、2015年春にリリースを予定している「Hinemos ver.5.0」を披露したほか、デモを交えたセッションも実施した。

幸坂大輔
課長代理
 幸坂大輔・基盤システム事業本部システム方式技術ビジネスユニット第三技術統括部第三技術担当課長代理による「Hinemos5.0ロードマップ」と題した講演では、コンセプトや新機能について紹介した。最新バージョンでは、「Cool Hinemos」「Auto-managed Infrastructure」という二つのコンセプトをもっており、Cool Hinemosとして、さらに気軽(Cool)に使えることを目指している。これまでクライアントごとにインストールする必要があった「Hinemosクライアント」がなくてもウェブブラウザからの操作が可能になるほか、1台のHinemosクライアントで複数のサーバーに接続できるマルチマネージャ接続機能を搭載した。Auto-managed Infrastructureとして追加した機能は環境構築機能で、それぞれのサーバーに設定していたHinemosの環境をHinemosクライアントから設定できるようにした。

 また、講演では最新バージョンを体現したβ版でデモを実施。iPadからHinemosを操作し、パブリッククラウド上の100台のサーバーのノード登録や、Hinemosエージェントを同時にインストールすることができることを披露した。

 さらに、展示会場ではパートナー企業がHinemosと自社の製品・サービスを組み合わせたシステムを展示。多くの来場者が関心を示し、来場者と出展企業が会場内で商談している姿を見ることができた。

 Hinemosは、OSSの運用管理ツールのなかでも、商用製品と比べて遜色ない豊富な機能を備えている点で評価が高い。使い勝手や機能が向上したHinemos ver.5.0によって、さらにパートナー企業が増える可能性を秘めている。(佐相彰彦)

「Hinemos World 2014」の展示会場ではパートナー企業がHinemosと自社の強みを生かした製品・サービスを披露した