【上海発】ユニアデックスの中国現地法人である网標信息技術(上海)(ネットマークス上海、大倉淳一董事長・総経理)は、シー・エス・イー(CSE、小島貴社長)が開発したワンタイムパスワードシステム「SECUREMATRIX」を中国で発売した。大倉董事長・総経理は、「1万ユーザーの獲得」を目標に掲げている。

大倉淳一
董事長
総経理
 SECUREMATRIXは、「マトリクス認証」を採用したワンタイムパスワードシステム。マトリクス表に並べた64個の数字を選ぶ際の位置と順番がパスワードとなる。マトリクス表の数字は、アクセスごとにランダムで表示される。中国でサイバー攻撃などによる情報漏えいのリスクが高まり、現地の日系企業を中心に、ITガバナンス強化のニーズが高まっていることを受けて販売に踏み切った。

 日本ではパッケージソフトとして提供しているが、中国では、仮想サーバー上にキッティングしたアプライアンス製品として提供。これによって、故障時などに顧客のハードウェア環境に応じた原因追究が不要となり、サポート対応を容易に行うことができる。

 SECUREMATRIXは、現地の日系企業を中心に販売。大学など、人材が入れ替わる頻度が高く、認証の管理に手間がかかっているローカル企業・団体の開拓も視野に入れている。

 また、ネットマークス上海では、日本本社と連携しながら、日系企業に対して、海外拠点のIT環境の利用状況調査・診断サービスなど、セキュリティ対策やコンプライアンス強化に向けた各種サービスを提供している。大倉董事長・総経理は、「2015年は、ITガバナンス強化に向けたサービスを注力分野として、全体の売上高を前年比で15%増やしたい」としている。(真鍋武)