【成都発】4月23日~24日、成都で、「中国国際ソフトウェア博覧会(Chinasoft 2015)」が開催された。13回目となる今回は、中国ソフトウェア産業の最新動向や中国政府の政策などに関するシンポジウムのほか、地場IT企業による展示などが行われた。

唐良智
成都市市長
 初日の開幕式に登壇した唐良智・成都市市長は、「成都は長年にわたりソフトウェア産業の育成と発展に注力してきた」と訴える。実際、2014年における成都ソフトウェア産業の売上高は、前年比17.5%増の2398億5000万元と、Chinasoftが最初に開催された2003年の35倍に成長している。

 また、工業和信息化部(工信部)元副部長の楊学山氏は、「あくまでも個人的な見解」と前置きしたうえで、中国ソフトウェア産業をさらに発展させるためのポイントに言及した。

楊学山
工業和信息化部
元副部長
 楊氏は、「中国のソフトウェア産業は、現在と将来のソフトウェア需要を満たし切れていない。基礎的なソフトウェア製品は、20~30年前から形成されている機能範囲を補完しているだけで、ソフトウェアの利用範囲が広がっている現在では、新たな完成品が求められる」と語り、企業はイノベーション力を身につけて、製品・サービスの対象領域を拡大させ、競争力を高めなければならないと訴えた。

 一方、工信部の高素梅・運行監測協調局副局長は、コンピュータ業を含む中国デジタル情報製造業の2015年第1四半期(1~3月)の市場動向について解説。同四半期は、工業の伸び率が前年同期比6.4%増と鈍化しているものの、デジタル情報製造業は同12%と好調。その要因について、高・副局長は、「強力な研究開発と産業チェーンの発展」「製品とサービスを融合した提供の加速」「国家の政策との同調」「クラウド、IoT、ビッグデータなど、『互聯網+(インターネット+)』分野の発展」の四点を掲げた。(真鍋武)