浪潮集団(Inspur、孫丕恕董事長兼CEO)は、7月16日、「浪潮雲」の戦略発表会を北京で開催。2015年の戦略を打ち出し、中国国内でのクラウドセンター構築に100億元(約1970億円)を投資する旨を発表した。

 浪潮は、14年10月にデータ活用に重点をおくクラウド戦略を打ち出した。以来、北京、広州、重慶、天津などの17都市とクラウドコンピューティングで協業戦略を締結。また、クラウドホスティングとクラウド世論分析のサービスは、工信部から「可信雲服務認証(クラウドサービスを認証する制度)」の認定を受けている。

 浪潮は、ハードウェアとソフトウェアの両方を提供する中国国内で唯一のトータルソリューションプロバイダ。IaaS、PaaS、SaaSのそれぞれのレイヤで、サービスを提供している。100億元の投資は、上海、華南、西南、華北、東北など中国国内における、七つの戦略的中核を担うクラウドセンターと50の地級市(地区クラスの市)のクラウドセンター建設に充てる予定だ。すでに建設されている浪潮の本拠地の済南クラウドセンターは、アジア最大の第四世代クラウドセンターとして、14年から運営を開始している。

 浪潮は、15年の研究開発費を前年度から約36%増とし、ハードウェアおよびビッグデータ技術の研究開発を米国R&Dセンターの建設によって実現するなど、中国国内のクラウドコンピューティング市場でのリーダー役を果たすとともに、グローバル市場での着実な成長を目指している。(文/鄭麗花)