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浪潮 中国国内でのクラウドセンター構築に100億元を投資
2015/08/06 19:03
週刊BCN 2015年08月03日vol.1590掲載
浪潮は、14年10月にデータ活用に重点をおくクラウド戦略を打ち出した。以来、北京、広州、重慶、天津などの17都市とクラウドコンピューティングで協業戦略を締結。また、クラウドホスティングとクラウド世論分析のサービスは、工信部から「可信雲服務認証(クラウドサービスを認証する制度)」の認定を受けている。
浪潮は、ハードウェアとソフトウェアの両方を提供する中国国内で唯一のトータルソリューションプロバイダ。IaaS、PaaS、SaaSのそれぞれのレイヤで、サービスを提供している。100億元の投資は、上海、華南、西南、華北、東北など中国国内における、七つの戦略的中核を担うクラウドセンターと50の地級市(地区クラスの市)のクラウドセンター建設に充てる予定だ。すでに建設されている浪潮の本拠地の済南クラウドセンターは、アジア最大の第四世代クラウドセンターとして、14年から運営を開始している。
浪潮は、15年の研究開発費を前年度から約36%増とし、ハードウェアおよびビッグデータ技術の研究開発を米国R&Dセンターの建設によって実現するなど、中国国内のクラウドコンピューティング市場でのリーダー役を果たすとともに、グローバル市場での着実な成長を目指している。(文/鄭麗花)
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