8月28日、韓国の大手通信事業者であるKT Corporation(KT、黄昌圭会長)とIoT(Internet of Things)分野を事業領域とする中国移動(チャイナモバイル)グループの中国移動IoT(CMIoT)との間で、IoT技術の共同開発推進に向けて、協業MOUを締結した。

 両社は、IoTデバイスおよびソリューションの共同開発・アウトソーシング、中国と韓国のIoT開発企業の海外進出支援、関連事業のチャネル構築などで、協業を強化していく。

 KTはIoTスタートアップ企業の事業推進を応援するリアル空間「GiGA IoT事業協力センター」に、CMIoTの通信チップ・モジュールを完備している。GiGA IoT事業協力センターと「GiGA IoT Alliance」の会員企業であれば、簡単にチャイナモバイルの通信環境を利用して実証実験が行える。実証実験の結果を中国市場に進出する際に提出することで、通常半年から1年ほどかかる通信網の異常有無認証プロセスが省かれ、進出にかかる時間が大幅に短縮できる。IoTスタートアップ企業の事業化に向けたオン・オフラインでの支援体系を構築し、よりよい技術とサービスでグローバル市場での飛躍を狙う。

KTと中国移動IoT、覚書締結の現場で記念撮影

 その取り組みの一つであるGiGA IoT Allianceは、IoTに関する起業アイデアの発掘から海外進出までを、ワンストップで支援するオープン型企業連盟だ。サムスン電子、ノキア、チャイナモバイルなど、100以上の韓国国内外のグローバルIT企業が一緒になり発足した。韓国の国家行政機関の未来部、「創造経済イノベーションセンター」との連携も含め、名実とも韓国国内で最初で最大のIoTの企業連盟だ。

 KTの未来融合事業推進室のユン・キョンリム室長は、「GiGA IoT事業協力センターにあるチャイナモバイル、ノキアのIoT Labは、海外に行かなくても現地のネットワークにつなぐことができ、効果的な海外進出への準備ができる」と語った。一方、CMIoTの喬輝副総経理は、「協業による新たな事業企画の発掘で、IoT市場を率いていきたい」と期待感を表した。(文/鄭麗花)