9月7日、中国最大の独立系クラウドコンピューティングサービスプロバイダの華雲数据(CHINAC.COM、許広彬董事長兼CEO)が、インテル中国と共同で「IoT PaaS+1.0」を開発したと発表した。

 IoT PaaS+1.0は、IoT3.0という概念をベースに開発。狙いは、クラウドコンピューティングとIoT技術の融合で、IoT産業のエコシステムを構築することだ。これによって、多くのシステム開発者がOSとハードウェアの束縛から開放され、IT資源の効率化とエコシステムの構築を可能にする。このプラットフォームには、ゲートウェイの管理、データの可視化処理エンジン、アラームデータ解析、マルチ設備の接続などの機能がある。

華雲数据の郁珉首席戦略官

 今年の1月には、中国国務院より「クラウドコンピューティングの革新的な発展とICT産業の新たな業態育成に関する意見書」が発表された。同意見書では、2020年までにクラウドコンピューティングの普及推進と技術、サービスレベルを国際水準までに引き上げる目標を掲げている。調査会社のIDCによると、2015~18年の全世界のクラウドコンピューティングサービス市場の平均成長率は26%で、中国は45%の成長率になるという。15年は中国のクラウド市場が、国家政策の推進と技術の発展により、導入期から発展期に移行する重要な年になると考えられ、クラウドベンダーのさらなる飛躍が期待される。

 華雲数据は、中国の15都市に20のデータセンターをもち、莫大な数の物理サーバー群をもっている。すでに10以上の大型データセンターの構築と運営実績がある。華雲数据は、14年の中国IDC(Internet Data Center)産業年度式典で最も投資価値がある企業に選ばれ、BAT(百度、アリババ、Tencent)につぐ有力なクラウドベンダーとして注目を集めている。

 郁珉首席戦略官は、「インテルのスマートエネルギーゲートウェイと華雲数据のPaaSクラウドプラットフォームの融合は、ストレージプラットフォームを活用して最新のデータ分析を行い、戦略的なプロジェクト管理ができる」と優位性をアピールしている。(文/鄭麗花)