JMCリスクソリューションズ(吉岡昌明代表取締役)は、中堅・中小企業の経営者層などを対象にした「経営コンサルティング実践塾」を7月下旬に開始した。経営にITを有効活用できる経営者層の育成が目的で、同社の情報セキュリティとITコンサルティング、監査法人トーマツ出身の講師の長年に渡るノウハウを、1講座8回の少人数制集合研修で提供する。

 経営コンサルティング実践塾の第1期は、業績拡大や営業改革などの実行を検討する中堅・中小企業の経営者層やマネジメント層が対象。将来は別講座で、中小企業の顧客にシステム提案するSIer向けにも提供する計画だ。

 1講座が月1回(1回3時間)の8回シリーズで、1講座の定員を15人という少人数にした。講師は、日立グループのBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)などを手がけたトーマツ出身者の前川春樹氏が務める。前川氏が35年間で積み上げたBPRやSFA(営業支援)などに関するコンサルティングのノウハウを学ぶことができる。

 経営コンサルティング実践塾では、企業環境の可視化から現状の課題の洗い出し方、課題にもとづく改革方法、営業改革、「勝つための提案書」までを、独自の「虎の巻」や診断ツールなどを使い、実践に即した内容で講義する。また、課題解決に向けて無料相談会を毎月実施する。価格は36万円(税別)。初回応募者には30万円(同)で提供した。

 吉岡代表取締役は「業績拡大や営業改革を進める企業は多い。だが、多くの企業がSFAなどのITを入れても、うまくいかずに挫折している」と指摘する。そうした問題を解決するべく、同実践塾では、前川氏が作成した500ページ以上に及ぶ自社点検ツールや体験事例などを用意している。

 第2期では、中小企業向けのIT提案で悩みを抱えるSIerのシステムエンジニア(SE)や営業担当者向けに講座を開く予定。吉岡代表取締役は「攻めのITを加速したい」と、ITの経営的な価値が広がることで、同社の事業に好影響が及ぶことを期待している。(谷畑良胤)

初回の講座は中小企業の経営者で満席になった