10月15日、韓国の大手組み込みソリューションプロバイダのMDS Technology(MDSTEC、イ・サンホン代表理事兼CEO)は、英国に本拠を置くUndo Software(Undo、Greg Law CEO)とMOU(覚書)を締結し、韓国のシステム開発者向けにLinuxとAndroid専用SWデバッグ・ソリューションの提供を開始すると発表した。

 近年、デジタルデバイスの高機能化、システムの大規模化や複雑化が進むにつれ、システムの不具合が発生するリスクが高まっている。したがって、システム導入後、断続的に起こりえる不具合を解消し、品質向上に役立てる高性能なSWを基盤にしたデバッグ手法が脚光を浴びている。

 Undo Softwareは、LinuxとAndroid SW専用のデバッグ・ソリューションプロバイダだ。同社のUndo Live Recoderは、Linux、Androidの開発環境でアプリケーションの実行を止めずに、実行情報を保存しながらデバッグができる。また、逆進デバッグツールUndoDBは、開発者がコードをリアルタイムで巻き戻し、迅速にバグを見付けて対応することで、時間とコストを節約できる。すでに、ARM、Cadence、Mentor Graphicsなど、グローバル企業の開発者により、デバッグの時間が数週間から数分単位に短縮できると実証されている。

 一方、MDSTECは組み込みシステム開発において、業務の迅速化・効率化を実現するソリューションを提供しており、サムスン電子、LG電子、現代自動車、韓国国防科学研究所、LIG Nex1、NAUTILUS HYOSUNG 、SK Hynixなど、1500社のユーザー企業を獲得している。2014年の売上高は、前年同期比で26%増と売上規模が初めて1000億ウォンを超えた。また、海外売り上げの比率は全体の10%を占め、インド現地法人の設立をはじめ、海外展開に拍車をかけている。

 MDSTECのウ・ジュンソク専務は、「開発者は迅速に不具合を見付け、解決できる高性能なデバッグツールを切実に望んでいる。両社の協業によって、最先端の技術を用いたデバッグ・ソリューションを提供し、開発者が業務の生産性や効率を高め、品質の向上を図ることで顧客の信頼を勝ち取る。そのために、ベストを尽くしたい」と抱負を語った。(文/鄭麗花)