10月27日、韓国の情報セキュリティベンダーのイグルーセキュリティ(IGLOOSECURITY、李得春代表理事)が、企業向けに最適化した商用のHadoop製品を提供するクラウデラ(Cloudera)と覚書を交わした。覚書締結の目的は、ビッグデータ分析技術を活用した新たなサービスモデルの構築により、ソリューションの開発を進め、情報サービス市場における競争力を向上させ、事業基盤の拡大につなげることだ。

 韓国インターネット振興院(KISA)の調べによると、韓国国内で約230の情報セキュリティ関連企業がマーケットシェアの獲得争いを繰り広げているという。また、2013年の情報セキュリティ分野における海外輸出高は1兆5487億ウォンで、95%がハードウェアだという。

 このような現状に対して、同社は情報セキュリティ分野におけるノウハウを生かし、世界三大ビッグデータプラットフォームの一つであるClouderaと協業することで、新たな事業領域である情報セキュリティデータ分析市場の開拓に乗り出した。同社が提供するISーESM製品は、韓国情報セキュリティ市場で70%(同社推定)の高いシェアを誇る。また、公共機関、企業の500のサイトに対して、情報セキュリティ管理サービスを提供しており、その技術力とサービス品質の高さが韓国の情報セキュリティ市場ですでに実証されている。

調印式での記念撮影

 一方、ClouderaはHortonworks、MapRに並ぶビッグデータプラットフォームの世界的なリーディングカンパニーで、ビッグデータ分析・処理や教育、コンサルティングサービスを企業向けに提供してきた。韓国市場に最適なサービス・ポートフォリオの構築を目指すClouderaにとって、覚書の締結は大きな好機を迎えることとなる。

 イグルーセキュリティのイ・ヨンキュン副社長は、「両社の業務提携により、ビッグデータ分析における専門性を高め、成長事業の創出のきっかけをつくりたい」と、覚書締結の狙いを語った。(文/鄭麗花)