オラクルは、11月11日、騰訊(テンセント)と協力関係の覚書を締結した。中国市場で法人向けクラウドサービスを共同展開していく。

 第一段階として、両者の経営層で構成する「事業提携委員会」を設置し、今後の具体的な取り組みについて策定する。今回の提携では、SaaS、PaaS、IaaSの各領域が対象となっており、両者が有するクラウドの技術・ノウハウを融合していく方針だ。テンセントは、メッセンジャーアプリ「微信(WeChat)」や「QQ」で知られているが、最近ではパブリッククラウド「騰訊雲」にも力を注いでいる。

 欧州・アフリカ・中東・APEC地域を統括するオラクルのLoïc Le Guisquet総裁は、「今回の協力によって、オラクルが有するクラウド領域の独自優位性を、よりよい形で中国に導入することができる。中国のユーザーは、よりすばやくビジネスを推進し、クラウドの利便性を活用して、イノベーションを加速し、ITコストを下げることができる」と話している。(真鍋武)