11月18日、SK Holdings C&C(C&C、朴正浩社長)は、KDB大宇証券(大宇証券、ホン・スングク社長)と共同で、顔、音声認証による非対面式認証ソリューション「WAU、Who Are U」を開発したと発表した。

 WAU、Who Are Uは公認認証書などに替わる非対面生体認証サービスで、消費者が営業窓口に行かなくても、迅速かつ簡便に口座開設ができるなど、金融関連サービスへの適用が考えられる。C&Cは大宇証券と非対面の生体認証システム構築のための覚書を締結しており、当該サービスの市場における適応性についても検討している。今後は、従来の公認認証書やID、パスワードから、顔、音声認証による生体認証システムの早期普及を図りたいとしている。

 バイオメトリクス分野の市場調査を手がける米Acuity Market Intelligenceによると、2014年のモバイルによる生体認証の市場規模は16億2000万米ドルで、15年は152%増の40億8500万米ドルに達すると予測。利便性と安全性にすぐれる生体認証ソリューションは、グローバルIT市場の潮流になりつつあり、VISA、Masterをはじめとするクレジット会社のほか、グーグルやPayPal、アリババといったグローバルIT企業が率先して、生体認証技術を活用したサービスの開発に乗り出している。

 今回、C&Cが発表したソリューションは、口の模様・音声などを「Liveness Detection」技術で分析し、指紋・虹彩認証に比べ、信頼性を高めることを可能にした。また、顔の認識では、目の間隔や凹凸、輪郭まで、あらゆる特徴を捉えたうえで、音声の周波数、音のモチーフ検証による音声認証を行い、正確さの向上と情報偽造の根源を断つことを可能にした。消費者は簡単にスマートフォン端末アプリのダウンロードでサービスが利用できる。


 同社の戦略事業部のイ・ギヨル部長は、「顧客のニーズに合わせ、生体認証ソリューション WAU、Who Are Uを基盤に、顔、音声、指紋、虹彩など、あらゆる生体認証のシステムの構築が可能だ」と話し、証券会社、銀行、保険会社など、金融業に向けた事業発掘をさらに強化していく構えだ。(文/鄭麗花)