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TES 組織再編を実施 中国ビジネス100%に転換
2016/01/21 19:07
週刊BCN 2016年01月18日vol.1612掲載
董事長
一方のOHSは、岡三情報システムと華東師範大学などが合弁で設立した対日オフショア会社で、従業員数は約180人。南通に従業員数約140人の子会社を抱え、東京支店も保有している。今回の組織再編にあたっては、岡三情報システムの出資比率40%は維持しつつも、中国側の株主構成変更を通してグループ会社に組み込む。
持株会社の立ち上げ後は、TESのオフショア開発をOHSに移管。同様にOHSが一部手がけている中国国内ビジネスもTESに移管し、事業の最適化を図る。これによって、「TESは100%中国国内ビジネスの会社に生まれ変わる」(王董事長)。持株会社の董事長には応氏が就任し、TESとOHSの代表は若手幹部を任命する。
また、TESは新たに資金調達を行い、資本金を従来の約300万元から1200万元に増資。これまで蓄積してきた技術・ノウハウや資金を生かし、スマート物流、ネット販売プラットフォーム構築、スマート教育を三本柱としたソリューションを開発・提供していく構想だ。
応董事長は、「将来的には、TESの新三板(中国の中小企業向け店頭市場である全国中小企業株式譲渡システム)への上場を計画している」と説明。中国国内での認知度・信頼性を高めることで、ローカルビジネスを飛躍させる。
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