工業和信息化部(工信部)は、2015年(1~12月)の中国ソフトウェア・情報技術サービス業の市場動向を発表した。通年の合計売上高は、前年同期比16.6%増の4兆3249億元。成長率は前年より4.5ポイント低下したものの、2ケタの伸び率を維持している。

 分類別の売上高は、ソフトウェア製品が前年比16.4%増の1兆4048億元、情報技術サービスが同18.4%増の2兆2123億元、組み込みソフトウェアが同11.8%増の7077億元だった。情報技術サービスの売上高が市場全体の半分強を占め、このうちECプラットフォームサービスの成長率が25.1%と高い伸び率を示した。

 また、16年通期のソフトウェア輸出額は、前年比5.3%増の545億米ドルだった。成長率は前年よりも1.6ポイント伸びたが、市場全体の成長率よりも低い状態が続いている。このうち、アウトソーシングサービスの輸出額は成長率ゼロにとどまった。中国国内の人件費が高騰している影響が大きい。円元の為替レートの動きも安定しておらず、人件費の高騰は今後も続くため、対日アウトソーシングでの利益捻出はますます困難になることが予測される。(真鍋 武)