韓国の未来創造科学部(崔陽煕長官、以下未来部)は、2月3日に開かれた第2次経済関係長官会議で、「K-ICTセキュリティ、海外進出加速化方案」を発表した。情報セキュリティ分野の海外市場進出、拡大を加速することで、「創造経済」の基盤づくりやサイバー防衛産業の育成を目指す。

 韓国のセキュリティベンダーはこれまでにも、ルワンダの国家開発委員会のセキュリティセンター(12年)やオマーンのデジタルフォレンジックラボ(14年)の構築など海外公共市場で多くの実績を有している。また、ICT技術と融合した新しいセキュリティ技術(FinTech、生体認証など)を得意とするスタートアップ企業の海外進出も増加傾向にある。

 未来部は、市場を取り巻く環境の変化を大きなチャンスと捉え、同方案を策定。海外進出を加速するために、海外戦略拠点の構築(図1)や企業に合わせた進出支援、海外進出協力プラットフォームの構築、セキュリティベンダーのアビリティ強化などを図り、強力に支援していく方針だ(図2)。これらの取り組みによって、20年までの情報セキュリティの輸出規模を4.5兆ウォン(約4518億円)までに引き上げ、250社の海外進出企業の育成および情報セキュリティの専門性や力量を兼ね備えたグローバル人材1000名の育成を目標としている。



 未来部の崔陽煕長官は、「グローバル情報セキュティ市場のシェア獲得に向けて各国が白熱の戦いを繰り広げている」とし、「高度なITセキュリティ技術や海外市場における実績をベースに新たな海外展開の転機を迎え、創造経済の基盤つくりに尽力する」と、抱負を語った。(文/鄭麗花)