【上海発】アルプス システム インテグレーション(ALSI、麻地徳男社長)は、中国での営業活動を強化する。自社開発の経費精算ワークフロー製品「ECOAS(エコーズ)」を現地の日系企業を中心に拡販。今後1年間で10社への導入を目指す。

製造流通
ソリューション事業部ソリューション営業部ビジネスソリューション営業課
名田晋太郎氏
 ALSIは、大連に子会社の阿爾卑斯系統集成(大連)を抱え、これまで中国のアルプス電気向けITサポート事業と、対日オフショア開発事業を中心に展開してきた。大連の子会社の従業員数は約160人で、一定の規模に達しているが、さらなる成長を目指して外部企業向けビジネスに注力する。

 ECOASは、システム共通基盤「intra-mart」上で稼働する経費精算ワークフロー製品。ALSIは、2004年頃からNTTデータ イントラマートの開発パートナーとなっており、日本と大連の子会社が連携して、ハイブリッド型オフショア開発「intra-mart開発サービス」を提供している。日本と大連には、それぞれ「intra-mart」を扱える技術者を30人程度有しており、ここで蓄積した技術・ノウハウをもとに同製品は開発された。

 複数通貨や日・中・英語の3か国語に対応するほか、中国の主要な会計ソフトである「金蝶」「用友」との連携も可能。ワークフロー申請画面・ウェブアプリケーション作成ツール「IM-FormaDesigner」で構築しているため、ユーザーはプログラミング不要で、ドラッグ&ドロップだけで簡単にシステムを拡張できる。また、文書管理など、ほかの業務システムとの連携が容易だ。

 中国での営業は、ALSIの日本本社と大連の子会社が連携して行う。NTTデータ イントラマート上海とも連携し、中国の「intra-mart」の既存顧客にも提案していく。販売価格は定価で8万元となる。

 ECOASは、日本国内では約30社の販売実績があり、すでに中国でも1件の導入事例がある。ALSI製造流通ソリューション事業部ソリューション営業部ビジネスソリューション営業課の名田晋太郎氏は、「例えば、経理部が紙で管理していた経費精算の業務を、ECOASを利用することで3分の1程度に削減できる」とアピールしている。(真鍋 武)