すぐれた操作性や独自の技術力でドキュメントセキュリティ分野において、着実に実績を伸ばしてきたソフトキャンプ(ベ・ファングックCEO)は、セキュリティ製品のラインアップを強化し、販売増を目指す。ソフトキャンプは、企業の情報セキュリティの根幹をなす情報漏えい対策ソリューション「Document Security」を、十数年前に日本市場に向けて販売を開始。業界初の8か国9言語対応や柔軟なアクセス管理(IRM)、ファイル単位で行った暗号化ファイルに対して保存場所を問わずにファイルの暗号化継続が可能など、高度なセキュリティ技術が評価され、日本国内で累計35万クライアントの導入実績を誇る。2009年には、日本IRM(Information Rights Management)市場で初のマーケットシェア一位を獲得し、事業拡大の大きな転機となった。

大森 勲
日本支社長
 昨年の日本年金機構の情報流出をきっかけに、政府機関や一般企業において、サイバー攻撃への対策ニーズが高まった。2015年7月にリリースした「SHIELDEX」は、標的型攻撃の対策ソリューションで、メールやUSBメモリ、インターネットなど外部から流入する添付ファイルなどに対して、仮想化および防疫処理を行い、安全なコンテンツだけを内部システムに搬入する。さらに、仮想分離環境の実行ファイルと内部に保存された実行ファイルを常時監視し、問題を検出した場合は、PCの主要領域のリソースの変更やネットワーク通信をブロックする。金南惜・エンジニアリングマネージャーは、「セキュリティソフトウェア製品はパターン分析での制御が主流で、日々進化するマルウェアの検出は非常に困難だ。SHIELDEXは、悪意あるウイルスが潜むファイルを含め、外部から流入するすべてのファイルに対して、仮想隔離環境下で監視し、処理、削除することができる」と、優位性をアピールする。

金南惜
エンジニアリング
マネージャー
 その他にも、設計図面(CAD)や開発ソース、個人情報を大量に含む非構造化データの漏えい防止対策ソリューション「S-Work Point」や今年の1月にリリースした「マイナンバー対応の個人情報スキャナ(Personal Information Scanner)」がある。「ようやくセキュリティ製品のラインアップが揃ってきた。2月には、日本全国に拠点を構える三谷商事が強力な販売パートナーとして新たに加わった。公共機関を含め日本全国のさまざまな分野の企業や団体への導入が期待できる」と、大森勲日本支社長は語る。前年比2ケタ成長の売上目標を掲げるソフトキャンプは、独自の技術力と強力なパートナーシップでユーザーのすそ野の拡大を図る。(鄭麗花)