大日本印刷(DNP、北島義俊社長)とソフトバンク コマース&サービス(溝口泰雄社長兼CEO)は、プライベートイベントの「hyakkaクラウドフェスタ」を3月2~3日の2日間にわたって開催した。イベントでは、基調講演やさまざまなテーマでのセミナー、ワークショップ、DNPとパートナー13社による展示などを実施。当日は中小企業を中心として、クラウドビジネスに関心のある企業から多くの人が来場した。

 「hyakka(ヒャッカ)」は、DNPが運営する中小企業やベンチャーをターゲットにしたSaaSを販売するECサイトで、2015年11月にオープンした。ソフトバンクC&Sがhyakkaへのソフトウェア提供に力を入れており、現在、約100種類のクラウドサービスをラインアップしている。今回のイベントは、hyakkaのオープンを記念して開催されたもので、来場者がhyakkaで提供しているクラウドサービスを実際に「学び」「体感し」「試す」ことによって、ビジネスにおけるクラウド利用のメリットを伝える内容となっている。

 基調講演では、2日間ともにソフトバンクの中山五輪男・首席エヴァンジェリストが登壇。1日目は、「Pepperの最新導入事例から学ぶ効果的な活用法」をテーマに法人向けPepper(Pepper for Biz)を、2日目は「人工知能で何ができる?ビジネスでどう使える?~人工知能の基礎知識と活用法を紹介~」をテーマにコグニティブ・テクノロジー「IBM Watson」の活用方法などを紹介した。また、特別セミナーとして、1日目は「新規顧客200%アップ。成功事例に学ぶWeb営業の勘所」と題して、WEBマーケティング総合研究所の吉本俊宏代表取締役が講演。中小企業向けに、ウェブサイトで収益をあげるテクニックを紹介するとともに、セミナー聴講者が課題に感じていることへのアドバイスを行った。2日目は、日本マイクロソフトの浅野秀昭・SMB営業統括本部シニアクラウドセールスマネージャーが「減りゆく労働人口、増えゆく高齢者 クラウドを活用した新たな働き方で乗り越える秘策とは」をテーマに講演した。

 また、パートナー企業による展示ではグループウェアやコンテンツ制作、セキュリティなどの、hyakkaでもとくにメインと位置づける製品を紹介。来場者は、セミナーや少人数によるワークショップとあわせて熱心に聞き入り、クラウドサービスを実感しているようすだった。

 なお、DNPは16年度(17年3月期)中に、hyakkaのラインアップを約200種類まで増やすことを計画している。また、今後もhyakka関連のセミナーを開催していく予定で、hyakkaを精力的に訴求していく。(前田幸慧)

展示会場のようす