セゾン情報システムズ子会社でシステム運用などを手がけるフェス(水上龍太郎社長)はゾーホージャパン(迫洋一郎代表取締役)と提携し、サイバー攻撃のリスク軽減を目的としたログ監査サービス「定額ログ監査PACK80」の提供を開始した。

 ゾーホーのIT運用管理ソフトウェア「ManageEngine」を活用し、ユーザー企業のITインフラが生成するログデータを取得。月次で分析レポートを作成し、企業の内部対策強化を支援する。料金は定額制で月額80万円から。サーバーやセキュリティ機器が出力するログデータを分析することで、「業務時間外に社内システムへのアクセスがある」「短時間に繰り返し認証失敗が発生している」といった、セキュリティ事故につながるおそれのある現象を発見し、対策向上に役立てられる。しかし、分析を実施するためのシステム構築や人員の確保まで手が回らず、ログがため込まれるばかりで有効活用されていないという企業も多い。このような企業のために、ログ監査の体制づくりから定期的な報告までを月額制サービスとして提供。企業が自社でログをチェックするのに比べ低コストかつ確実に監査を実施し、セキュリティ製品では検知しにくい標的型攻撃に対する備えを強化できるとしている。

 このサービスでは、ファイアウォールやActive Directoryを監査対象とし、それぞれのログに対応したゾーホーのManageEngineシリーズを導入する。フェスでは、「人手でのログ監査は難しいが、高度なセキュリティコンサルティングサービスを導入するのも予算的に厳しい」という数千ユーザー規模の中堅企業を主なターゲットとしており、向こう3年でログ監査事業を年間売上3億円規模へ成長させることを目指している。(日高 彰)