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モバイルAブリッジ 独自の分析技術で オフライン市場に新たな価値 マーケティング戦略の立案に活用
2016/05/19 19:12
週刊BCN 2016年05月16日vol.1628掲載
これまで、リアル店舗データを分析する際はPOSデータを利用した購入情報が中心だった。しかし、ウォークインサイトは、商品を購入していない顧客の傾向を把握して、みえなかった指標の可視化に成功。また、商品棚割ごとの滞在時間割合や階層の移動率を調べ、店舗改善およびマーケティングの計画策定に活用する。取得した情報はダッシュボードとして可視化した。さらに、企業側のニーズに合わせてのオプション分析サービスも提供する。
日本の製品・サービス、文化に憧れ、日本を訪れる外国人の数は、近年、増加する一方だ。いち早く、インバウンド需要を掘り起こすために、訪日外国人分析(特許出願済)のサービスも増やした。現状、鉄道会社や自治体、店舗から、サービスへの引き合いが増えている。独自の技術により、設置場所周辺の訪日外国人の国籍別割合や人数、動線、時間帯など、インバウンドにおけるマーケティング戦略やリサーチツールとしての活用シーンを増やした。「中国の大型連休の春節期間に、なぜか中国人より韓国人の数が多かった。一方、三月に中国人旅行客のピークを検測したが、よく調べると花見が目的で訪日したことがわかった。分析データには、常に予想・常識を超える新しい発見がある」と、インバウンドのマーケティング戦略立案に役立つ分析ツール導入の価値について語った。分析対象国は、30か国に上る。
モバイルAブリッジは、店舗顧客分析や訪日外国人分析、O2Oサービスを事業の三本柱として、分析サービスの拡充および新たなパートナーの獲得に注力していく構えだ。すでに、大手調査会社、IT商社とのパートナーシップを結び、拡販を目指す。(鄭麗花)
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