ティントリジャパン(河野通明社長)は、従来比最大4倍の容量をもつオールフラッシュストレージの新製品の提供を開始した。同時に、最大32台の同社製ストレージ装置を一つのリソースプールとして使用できる「VMスケールアウト」機能を発表し、クラウド事業者や大規模なインフラをもつ顧客に向け、より高い拡張性と管理・運用の効率化を実現する。

コスト効率にすぐれる3次元NANDの採用で
大容量・低価格化を実現

 3次元NANDフラッシュ技術を用いる新しいSSDを採用することで、従来機種に比べ容量は最大4倍とし、容量あたりの単価は4分の1まで削減した。最上位機種の「Tintri VMstore T5080」では、2Uサイズのきょう体で最大308TBの論理実効容量を提供し、5000個の仮想マシン(VM)を収容できる。

河野通明
社長


 VMスケールアウトは、統合管理ソフト「Tintri Global Center アドバンスド」(有償)の新機能として提供され、容量・性能のニーズ拡大に応じてティントリ製品を追加していくだけで、複数台のストレージ装置を単一のストレージプールとして管理できる。また、ストレージ自身がVMの稼働状況を監視・分析しており、それぞれのVMは負荷に応じて、プール内の最適なきょう体へ自動的に再配置される。オールフラッシュ製品だけでなく、HDD/フラッシュのハイブリッド製品を混在させることもできる。

 河野社長は、新機能の特徴を「どのVMをどこに配置するのがいいのか、ストレージ自体が知っている」と説明。これまでもティントリ製品はVM単位の性能保証(QoS)機能を実現していたが、複数台の製品間でVMの自動最適化が可能になったことで、管理者の負荷を増やさずにさらなる拡張性を提供できる点を強調した。(日高 彰)