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ティントリジャパン 3D NAND採用の新製品 複数製品間でのVM自動再配置に対応
2016/07/07 19:15
週刊BCN 2016年07月04日vol.1635掲載
大容量・低価格化を実現
3次元NANDフラッシュ技術を用いる新しいSSDを採用することで、従来機種に比べ容量は最大4倍とし、容量あたりの単価は4分の1まで削減した。最上位機種の「Tintri VMstore T5080」では、2Uサイズのきょう体で最大308TBの論理実効容量を提供し、5000個の仮想マシン(VM)を収容できる。
社長
VMスケールアウトは、統合管理ソフト「Tintri Global Center アドバンスド」(有償)の新機能として提供され、容量・性能のニーズ拡大に応じてティントリ製品を追加していくだけで、複数台のストレージ装置を単一のストレージプールとして管理できる。また、ストレージ自身がVMの稼働状況を監視・分析しており、それぞれのVMは負荷に応じて、プール内の最適なきょう体へ自動的に再配置される。オールフラッシュ製品だけでなく、HDD/フラッシュのハイブリッド製品を混在させることもできる。
河野社長は、新機能の特徴を「どのVMをどこに配置するのがいいのか、ストレージ自体が知っている」と説明。これまでもティントリ製品はVM単位の性能保証(QoS)機能を実現していたが、複数台の製品間でVMの自動最適化が可能になったことで、管理者の負荷を増やさずにさらなる拡張性を提供できる点を強調した。(日高 彰)
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