データセキュリティソリューションベンダーの米ボーメトリック(アラン・ケスラーCEO)は、日本でのビジネス拡大に意欲を示している。「マイナンバー(社会保障・税番号)制度や複数の国々に渡るビジネス展開を背景に、日本企業や官公庁からの需要が高まっていくとみている。日本は戦略的に重要な市場だ」(マイケル・コフィールドバイスプレジデント)として、日本の販売パートナーとともに拡販を進めている。

マイケル・コフィールド
バイスプレジデント
 米ボーメトリックは、暗号鍵やポリシーを管理するアプライアンス「Vormetric Data Security Manager」、同アプライアンスとサーバーやゲートウェイ上に展開するエージェントソフトウェアからなる暗号化ソリューション「Vormetric Data Security Platform」を提供している。クライアントPCへのエージェント導入が不要で、物理、仮想、クラウドなどの環境を問わず、自動で暗号化・復号ができること、特権ユーザーのアカウントを制御できることなどが特徴。「導入速度や複数のデータベースへの対応などにおいて他社より優位に立っている」(同)と説明する。

 また、日本における同社の販売パートナーとして、新たにキヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)グループのキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)が今年1月、Vormetric Data Security Platformの取り扱いを開始。同ソリューションは、今秋に新バージョンのリリースを予定している。主に従業員数1000人以上の企業や官公庁を販売ターゲットに据え、現在はキヤノンITSのセキュリティソリューション事業部を中心とした直販体制を敷く。今後は、同社SIサービス事業部の営業を体制に加えるとともに、キヤノンMJグループやパートナー経由での間接販売も行っていく計画だ。(前田幸慧)